私たち先天性四肢障害児父母の会は、本年、創立50周年という大きな節目を迎えました。これまでの歩みを振り返るとともに、未来に向けた新たな決意を、ここに宣言します。
50年前、同じ境遇にある親たちが手を取り合い、情報を共有し、子どもたちの健やかな成長と社会参加を支えるために、本会は発足しました。以来、多くの仲間と支援者の皆さまと共に歩みを重ね、社会に根強く残る差別や偏見に立ち向かいながら、意識の変革や制度の充実に貢献してきました。
しかしながら、私たちの目指す「共に生きる社会」の実現には、なお多くの課題が残されています。困難や障害のとらえ方は、時代や社会の価値観によって変化します。誰もが、子育て、医療、福祉、教育、就労、結婚、出産といった人生のさまざまな場面で差別されることなく、豊かな人間関係の中で文化的な生活を享受し、自らの可能性を最大限に発揮できる社会の実現を目指して、私たちは今後も活動を続けていきます。また、時代に即した障害に関する知識の把握と普及、偏見の是正にも、引き続き取り組んでいきます。
ここに、50年の歩みを誇りに思い、新たな未来への誓いを以下に掲げます。
・私たちは、すべての四肢障害児とその家族が安心して暮らせる社会の実現を目指します。
・私たちは、全国の仲間と手を取り合い、より良いネットワークを広げていきます。
・私たちは、障害児とその家族の権利を守るために、医療・福祉・教育・就労の向上に取り組みます。
・私たちは、社会全体の理解を深めるための啓発活動を行い、誰もが生きやすい環境づくりに貢献します。
私たちは、これまでの50年の歩みを礎に、これからも一人一人の未来を明るく照らすために、そして次の世代へ希望のバトンをつなぐために、共に手を取り合い、希望に満ちた未来を描きながら、一歩ずつ歩んでまいります。
2025年8月 先天性四肢障害児父母の会