先天性四肢障害児父母の会では、次のような各種活動を行っています。
障害をもつ“いのち”の出生前の選別や、排除につながりかねない生殖技術の進展、優生政策の動向を追います。また、社会生活において根強く残る障害児・者に対する偏見と差 別を問い直し、人間としての基本的な権利を求めています。
「なぜだ」の素朴な疑問から始まった原因究明活動。それは予想外に困難な道のりでしたが、その原点を忘れず、私たちにできる範囲で四肢障害はなぜ起こるのか、根本原因は 何なのかを追究し続けています。
先天性の障害をもって誕生した子どもの親にとって、なぜ?どうすればよいのか?だれに聞けばわかるの?など専門的な知りたいことについて、医療相談の運営・実施を行なう 中で手術のことや子育てを考えています。
一人ずつ、ひとつずつの違いが面白いのが音楽であるということを知るために、個々の条件に合わせた教育問題や楽器の改造などの工夫を考えます。コンサートや楽しい音楽 講座などの企画もあります。
リコーダー相談会を中心に就園就学問題、就職相談会など子どもの成長に合わせた活動を行っています。また、成人した子どもたちが活動できる場の提供も含め交流を深めて いきます。
人は誰もが傷ついた遺伝子を持ち、特定の人だけに障害の遺伝子があるわけではありません。人を「正常」と「異常」に区別するのは間違いです。チームでは“人間は遺伝的に 平等である”という科学的認識に立脚して偏見を正す活動に取り組み、勉強会の開催や他団体との交流を進めています。